EプレイリーL 初飛行 [機体製作(その他)]
昨日(5/21)、完成したムサシノ EプレイリーLの初飛行を行いました。
飛行前の測定
飛行場に向かう前に、自宅でフルパワー時の電流、電圧、回転数の測定を
行いました。
電流:26.94A 電圧:11.13V 回転数:10200 RPM
ほぼ、OSの公表データに近い値となっており、アンプの許容電流値(40A)
にも余裕があるため、このままフライトを行う事にしました。
飛行場にて
午後3時半頃に飛行場に到着した際は、東の風が5~6m/s 位ありまし
たが、順風のため、フライト準備を行います。
バッテリーを接続して、各舵の動作を確認後、離陸します。
強風のため、ゆっくりエンコンを上げると方向が定まらないため、一気に
パワーを入れると殆ど滑走せずに浮き上がりました。 しかし、風に押されて
殆ど前進しません。ホバリングに近い状態で徐々に離陸方向に伸ばしながら、
高度を取ります。
上昇中の機体は安定していて、エルロンはノートリムで大丈夫でした。
風上側に、ある程度距離を取ったところで旋回させます。 横方向の操縦性は
良好で素直にスティックについてきます。上反角2度の効果が出ているようです。
風下側へのパスはあっという間に通過してしまいますので、早めに旋回させ
遠くへ行かないようにします。 風上側へのパスで、エレベータートリムを合わせ
ますが、強風のため、パワーを絞るとホバリング、パワーを入れると翼型のため
か、どんどん上昇していってしまうため、かなりダウントリム(7コマ)を必要としま
した。
その後、何回か上空をパスさせた後、早めに着陸に入りますが、安定した進入
です。 最後に地表近くで風に煽られ姿勢が乱れましたが、無事にランディング
しました。
着陸後に主翼を外し、モーター及び、アンプの発熱をチェックしましたが、少し暖
かい程度で、現在の気候であれば、クーリングも問題ないようです。
バッテリーは、4分間の飛行で70%の残量でしたので、もう少し容量が小さく
ても(現在1800mAh)良いかも知れません。
2フライト目は更に風が強くなりましたが、ループなどの簡単な曲技を行ってみま
した。 この風ですので、エレベーターアップにするとどんどん上がっていき、パワー
はそれほど必要とせずにループが描けます。 エレベーターの効きも自然で、
ループの抜けも綺麗に決まりました。 また、改造を行った主翼の接合部の強度も
問題ないようです。
初飛行を終えて
昨日2フライト、本日クラブの飛行会で1フライトしましたが、実に飛ばしていて楽しい
機体でした。
EプレイリーLは、練習機という位置づけではありますが、外見のイメージとは違い、
しっかりと空気に張り付いた飛びで、舵を打たなければ自分で安定して飛行し、
舵を打ったら、打っただけ素直に反応するベテランでも楽しめる素晴らしい機体だと
思います。
エンジン仕様のプレイリーL(上反角4度)も所有していますが、こちらはふわふわと
した、いかにも練習機という飛びであるのに対して、同じプレイリーでも、パワーソース、
胴体形状、主翼上反角、重量の違いで、全く違う感覚の機体となる事に驚いています。
メーカーの方では、色々と事情があって生産を中止したのだとは思いますが、僅かな
変更で、ブラシレス仕様として飛行が可能であるだけに、少し残念な気がしています。
自分も適当に改造しているけど、やはり測定器を購入しようかなぁ。
日曜日は、若干、風が強めでしたね。
by Falcon (2016-05-24 02:29)
私も電動に関しては勉強中なのですが、測定を行うことのメリットしては、①機器の損傷防止 ②性能の予想が可能 ③データの蓄積が可能 等があると思います。
by Y工房 (2016-05-24 17:40)