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X-Plane12でジェネアビの機体を飛ばす(後半) [X-Plane]

Cirrus SR22での羽田から成田までのフライト、今回は巡航から着陸までを行っていきます。

SR22-21.jpg

巡航

巡航高度の7000FTに到達。FUEL PUMPをOFF。パワーを少し絞って75%にセットすると、速度は160KTに落ち着きました。
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PFDには、次のウェイポイントであるOJT(御宿)まで15.6NMと表示されています


前方に、九十九里の海岸線が見えてきました。低高度だとMSFS2020には敵いませんが、このくらいの高度から見える遠景はX-Plane12の方が自然な感じがします。
SR22-19.jpg


御宿上空で左旋回し、次のウェイポイントであるGIINAに向かいます。X-PlaneのG1000は優秀で、きれいにND上のルートをトレースしていきます。
SR22-20.jpg



降下・アプローチ

御宿を過ぎましたので、降下とアプローチの準備をします。今回は、成田へILS RWY 34Lでアプローチしますので、最初の会合ポイントであるGIINAへ向かいつつ4000FTまで降下を行っていきます。

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RJAA ILS RWY34Lアプローチチャート



最初に、FMSのPROCEDURESメニューから「ACTIVATE APPROACH」を選択して、FMSをアプローチモードにします。
SR22-22.jpg


続いて、VNAVを使用した降下を行うため、その設定を行います。
FMSのFLIGHT PLANページを開き、右下にFMSが計算したTOD(降下開始点)までの時間が表示され、マップ上には降下開始点がT/Dと表示されている事を確認します。SR22-23.jpg


PFDの高度設定を7000FT→4000FTに変更します。
オートパイロットコントローラーの「VNV」ボタンを押すと、PFDのバーチカルモード表示に白字で「VPTH」と表示され、VNAVによる降下がアーム状態になった事が確認できます。
SR22-24.jpg


その後TODに達すると、バーチカルモードが「VPATH」に変わり、4000FTに向けて自動的に降下が始まります。
この機体はオートスロットルが装備されていませんので、降下開始に合わせてパワーを絞りオーバースピードしないよう注意します。今回は140KTで降下するようパワーを調整しています。SR22-25.jpg


九十九里の海岸線を左手に見ながら、降下を続けます。高度計のQNHを目的空港の値に合わせておきます。
SR22-26.jpg


GIINAを4000FTで通過しつつ、ファイナルアプローチコースに向けて左旋回が始まります。
旋回中、ILSのローカライザー電波を受信すると、ラテラルのガイダンスモードが「GPS」から「LOC」に自動的に変わります。
ILSのローカライザーをキャプチャー後、オートパイロットコントローラーの「APR」ボタンを押して、GSをアーム状態にしておきます。
SR22-27.jpg


その後、ILSのGSをキャプチャーすると、自動的に3度の降下角で降下が始まります。
パワーを調整して120KTで降下を続けます。
SR22-28.jpg



着陸・タキシング

1500FTくらいまで降下したら、FLAPSを一段づつ下げて100%にし、ファイナルアプローチ速度の85KTになるようパワーを調整します。
SR22-29.jpg


着陸前に以下のチェックを行います。
・FUEL PUMP   「BOOST」
・MIXTURE     「FULL RITCH」
・FLAPS       「100%」
SR22-30.jpg


いよいよ着陸です。
500FTでオートパイロットをOFFにして、マニュアル操縦に切り替えます。
滑走路端を通過したら、パワーを絞ってアイドルにし、機体の沈み具合を見ながらフレアーをかけてメインギヤから接地させます。
SR22-31.jpg


接地後、ラダーで直進状態を維持しながら、スムーズにブレーキを操作して減速します。
SR22-32.jpg


滑走路から誘導路へ出たら一旦停止し、以下の手順を実施します。
・FUEL PUMP   「OFF」
・FLAPS       「UP」
・TRANSPONDER 「STBY」
・LANDING LT  「OFF」
・PITOT HEAT  「OFF」
SR22-33.jpg


SR22-34.jpg


複雑な成田の誘導路をタクシーして、何とかリモートゲートの「SPOT421」に到着です。お疲れさまでした。
SR22-35.jpg


今回はX-Planeのデフォルト機の完成度の高さを、改めて認識したフライトとなりました。
X-Plane12のSR22は、FMSやオートパイロットの動作は完璧に近く、またマニュアル操縦のフィーリングもとても良好でした。今後も機会が有れば、フライトシミュレーターの話題について書いてみたいと思っています。


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