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Hangarone Curare60の製作 (4) [機体製作(その他)]

今回からは主翼の製作を行っていきます。


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主翼の詳細設計


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最初に使用するサーボや引込脚に合わせて細部の設計を行いますが、
今回はそれと同時に以下の変更を行いました。


・引込脚マウントの構造変更
  オリジナルは3mmのベニヤ板1枚のシンプルな構造ですが、やや
  心もとなく感じたため、MKと同様の構造としています。

・エルロンサーボマウントの構造及び位置の変更
  ベニヤ製のサーボマウントを、使用サーボに合わせたバルサ製の
  サーボボックスにする事で軽量化を行っています。
  併せて、重量物は重心位置に近い方が好ましいため、サーボ取付け
  位置を2リブ分内側に移動しています。


・リブ、ウエブ材の板厚変更
  オリジナルのリブは3mm厚ですが、引込脚、エルロンサーボ周りの
  変更に伴ってリブの作り直しが必要となり、それに合わせて総ての
  リブを、新たに2mmバルサから切り出しています。それにより若干
  の軽量化を図ります。
  また、スパー間のウエブ材は1.5mmから2mmに変更して、強度に
  余裕を持たせています。

・補助スパーの追加
  プランク材を大きく開口する引込脚タイヤカップ周りは、強度低下
  が懸念され、それを補うため、後部に補助スパーを追加しました。



プランク材の作成


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前回、各翼に割り当てたバルサ材を接合します


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型紙を使用して、実際の平面形にカットします


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主翼部品の作成


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リブを2mmバルサより切り出します


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奥がオリジナル、手前が今回切り出したリブ


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引込脚マウント部品の切り出し


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各パーツの貼り合わせ


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エルロンサーボボックスは、S173SVに合わせています


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タイヤカップの作成。3Dプリンターで作成した治具を使って加工します。
カップは前後方向にやや楕円にすることにより、ピアノ線曲りによる
引込み不良を防止します


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底板を接着して完成


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主翼取付け用のダウエルはΦ9のPOM材より作成します



主翼の組み立て


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スロットインではない昔ながらの構造ですので、原寸図面上で後縁を
基準として、平面形や各部材の位置・角度を確認しながら組立てます


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今回のようにテーパー翼を、平板上にベタ置きして組み立てる場合は、
リブの角度は垂直ではなく若干角度が付きます。そのためゲージを使用
して角度を合わせながら組立てます


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中央のリブは、さらに上反角分の角度が付きますので、これもゲージで
合わせておきます。


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前縁材とウエブ材を接着します


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リブ組みが完成です


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下面プランクの前に、引込脚マウントを取り付けます。今回は
OK模型のELF RETRACTに合わせて製作しています


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下面プランク開始。 プランク材の上にリブ組み状態の主翼を載せ、
後縁から前方にかけて、フラットバーを移動しながら少しずつ
接着していきます



curare4-21.JPG
下面のプランクが完了です



次回に続く


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