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Microsoft Flight Simulator 2020 [MSFS2020]

昨年発売され、地上風景のリアルさで話題となった Microsoft Flight Simulator
2020ですが、私も昨年購入し、時々フライトを楽しんでいます。 最近、ようやく
その運用環境が整ってきましたので、今回はラジコンを離れてMSFS2020について
少し書いてみたいと思います。



MSFS2020-0.JPG


MSFS2020について

PC用フライトシミュレーターとして長い歴史を持つMicrosoft Flight Simulatorです
が、昨年十数年ぶりに新作がリリースされました。 その特徴は何といってもグラフ
ィック(風景)のリアルさで、衛星データを基に自動生成される地上風景は従来の
ソフトとは一線を画しています。 
また、衛星データから自動生成された風景に加え、人の手によりモデリングされた
精巧な風景データも標準で数多く収録されており、飛行エリアによってはさらにリア
ルな情景を楽しむことができます。
加えて、Microsoftでは無料で定期的なUpdateを行っており、世界中の高精細な風景
データが数多く追加されています。


PC環境について

フライトシミュレーターの場合、4K画面での表示やVRの活用など、その機能を十分
発揮させるためには、高性能なハイエンドPCが必要になります。 しかしその一方で
、用途によっては、設定次第で中程度のPCでも十分楽しむことが出来るように思わ
れます。

ちなみに私のPC環境は以下の通りで、CAD用にそろえた機材のため特段高性能では
ありませんが、グラフィックを一段落とした「HIGH END」に設定し、モニター
解像度をフルHDで使用する事で十分リアルなフライトを楽しむ事が可能でした。

 CPU:Core i7-8700
 メモリ:16GBメモリ
 グラフィックス:GeForce GTX 1660 SUPER
 ストレージ:512GB SSD / 1TB HDD 
 モニター:27インチ(フルHD)


コントロール・デバイスについて

キーボード・マウスでも一応操縦は可能ですが、ラジコン飛行機と同じで高精度な
操縦を行うためにはジョイスティックは必須です。

また、離着陸時の方向維持など、ヨークタイプのコントローラーでは別付けのラダー
ペダルが、ジョイスティックタイプでは、ラダー機能付き(スティックの捻りで操作)
が欲しいところです。

[私のデバイス環境]

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  コントロールヨーク: CH FLIGHT YOKE
  ラダーペダル:  CH PRO PEDAL
  スロットル: 3Dプリンターで自作

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  MCP(オートパイロット操作盤):
 マイコンボードとMobiFlightを使用して自作、オートパイロットの操作性がかなり向上しました



機体について

私は3種類あるパッケージの内、最もシンプルな「Standard」エディションを購入
したのですが、それでもセスナからB747-8まで大小20種類の機体が付属していま
した。しかし結局現在は標準の機体ではなく、別売のアドオン(追加)機体を使って
フライトする事が多くなっています。

その理由としては、B747-8などの大型機の完成度が今一なのに加え、標準の機体に
多く採用されているEFIS(デジタル計器)が、私の環境下(フルHDのモニター画面
解像度)では数字や文字が読み取りにくく感じられたからです。

そのような訳で、現在は主に以下の機体でフライトを行っています。

[有料のアドオン機体]

・Piper PA-28R ARROW III(Carenado)
 単発レシプロエンジンの低翼機で、引込脚を装備しています。計器は昔ながらの
 アナログ式のため見やすく、かつ扱い易い飛行特性のため、タッチアンドゴーな
 どの離着陸の練習に使用しています。

MSFS2020-5.JPG
 Piper PA-28R ARROW III RJAA(成田空港)上空


MSFS2020-6.JPG
 PA-28R ARROW III 計器盤


・Piper PA-34T SENECA V(Carenado)
 最近購入した機体で、これもアナログ計器仕様です。
 ターボチャージャー付の双発レシプロエンジン機でとてもパワフルです。飛行性能
 は、とても安定していて操縦しやすいため、双発の入門用に良い機体かも知れませ
 ん。
 また本機は、右側エンジンが逆転仕様のため片発飛行時の癖が少ない(臨界発動機
 がない)ことも特徴の一つで、プロペラが実機同様にフェザー可能である事も相まっ
 て、シングルエンジンの練習など、広範囲なフライトが楽しめる機体です。

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 Pipwe PA-34T SENECA V RJTT(羽田空港)上空


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 PA-34T SENECA V RJTT RWY16Lへアプローチ中



[無料のアドオン機体]

・A32NX(flybywiresim)
 現在MSFS2020の大型機の中では完成度の高い機体です。エアバスのA320neo
 をモデルとして、flybywiresim A32NX Projectにより開発・改良が加えられてい
 ます。

 頻繁なアップデートによる機能追加やバグ修正が常に行われていて、FMSやオート
 パイロットもかなりの所まで再現されています。 フライトした感じは、フライバ
 イワイヤ制御の機体らしく、ちょっと不自然なくらい安定しています。

 また、YouTube上に機体の操作動画が数多くアップされているのも本機の特徴で、
 慣れないと難しく感じるオートパイロットの操作やFMSへの入力なども、動画を見
 ながら習得する事が出来ます。

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 A32NX RJAA SPOT 35 に駐機中
 現時点において、MSFS2020でエアライナーを飛ばしたい人にはお勧めの機体です



[今後登場する有料アドオン機体]

 今年の年末頃には、精巧なアドオン機の開発で定評のあるPMDGから、B737、
 B777がリリースされるようです。
 やや高価な機体ではありますが、FMSやオートパイロットが完全動作し、機体の細かな
 部分まで完全に再現された機体は、MSFS2020では初となるだけに期待が高まります。

 エアバスも良い機体ですが、私はどちらかと言えばボーイング派のため、それまで
 は小型機を中心にフライトをしながら、それらを楽しみに待ちたいと思います。




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