チェーンのメンテナンス [自転車]
自転車の日常整備で、タイヤの空気圧管理に次いで大切な、チェーンの
メンテナンスについて書いてみたいと思います。
メンテといってもクリーニングと給油がメインですが、これがなかなか奥が深くて、
これといった方法が定まらず、最近まで色々と試行錯誤を重ねてきました。
自転車関係のブログなどを調べてみても、人によってやり方が全く異なり、定番と
言える方法は見つかりませんでした。
考えてみれば、晴れの日しか走らない人、通勤で雨の日も走る人、長距離を走る人、
レース志向の人など様々で、結局は何を重視するかで、使用する油脂類も方法も
異なるという事だと思います。
そこで、私の場合、
・雨の日は走行しない
・1日の走行距離は40~60km、長くても100km
・チェーンとスプロケットは出来るだけクリーンな状態で使用したい
という条件の下、最近では以下の方法に落ち着いてきました。
チェーンのメンテ方法
・通常走行150km~200kmでチェーンオイルの給油を行う。
・毎走行後に、ウエスで乾拭きを行い、汚れを除去する。
・ワンタッチで取り外し可能とするパーツ(ミッシングリンク)をチェーンに
挿入し、汚れがひどくなってきた時は、チェーン自体を取り外して洗浄を行う。
メンテに使用する油脂類
(1)チェーンオイル
今まで、以下の3種類のチェーン・オイルを試しましたが、現在使用して
いるのは、FINISH LINEの「DRY」です。
左から「エーゼット マルチパーパス」 「FINISH LINE CERAMIC WAX LUBE」
「FINISH LINE DRY」
・エーゼット マルチパーパス:
最初に購入したオイル。ウェットタイプで潤滑性、耐久性に優れるが、
埃を吸着して汚れ易いのが欠点
・FINISH LINE CERAMIC WAX LUBE:
チェーン、スプロケットをクリーンな状態で使いたいため、上記の物より変更。
ドライタイプで汚れず、潤滑性も良いが、気温が低くなるとワックス成分が
固まってしまうため、冬季は使いづらい。
・FINISH LINE DRY:
上記の「CERAMIC WAX LUBE」と同様にドライタイプで汚れない。
潤滑性、耐久性も良好で、気温が低くても使用可能。
(2)洗浄油
チェーンを取り外して洗浄する際は、「パーツクリーナー」を使用しています。
ホームセンターで安価で販売されており、洗浄力も抜群で、1本用意しておけば
チェーンだけではなく、その外の整備においても役に立ちます。
チェーンの給油方法
3. 1時間ほどそのまま置き、オイルがチェーン内部に浸透するのを待ちます。
4. ウエスでチェーン外部のオイルをすべて拭き取ります。 外部にオイルが
残っていると埃を吸着して汚れの原因となるため、指で触れてもオイルが
付着しなくなるまで除去します。
※潤滑自体は内部に浸透したオイルで行われるため、外部のオイルを除去
しても問題はありません。
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