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EプレイリーLの製作(9) [機体製作(その他)]

ムサシノ EプレイリーL 製作の続きです。今回からフィルム貼り作業に
入ります。

2016.3.13 「事前準備」を追記

カラーリングについて

パッケージカラーに準じたシンプルなツートンカラーで、1号機が黄色主体
で白のアクセント、2号機が赤色主体で白のアクセントとする予定です。

使用材料について

今回使用するフィルムは、軽量化のため、総て「オラライト」とする予定で
したが、事前に行った試し貼りにおいて、「白」が思った以上に透ける事が
判明したため、「白」のみ標準の「オラカバ」を使用する事にしました。

試し貼り

 「オラライト」は今回初めて使用するため、それぞれのフィルムのサンプルを
スクラップバルサに貼り、

・アイロンの適正温度
・収縮・伸びの程度
・重ね貼りの透け具合  等のチェックを行いました。

EプレイリーL組立99.JPG
左側: オラカバ(ホワイト) オラライト(ホワイト、クリヤーイエロー、クリヤーレッド)
右側: オラライト(
ホワイト、クリヤーイエロー)

事前準備

フィルム貼りを行う前に、生地の表面のクリーニングを行います。
ブラシを付けた掃除機で、サンディング時のバルサ粉を除去します。フィルムの
密着度を上げる為の大切な工程ですので、表面の粉っぽさが完全に無くなるまで
入念に行います。

私の場合、クリーニング後はそのままフィルムを貼り、特に下地処理はしていません。

フィルム貼りの工程において、周囲を完全に固定した後、最後にアイロンの温度を
上げて収縮させながらフィルムを部材に密着させますが、その際に発生する気泡を
逃がす為には、生地にある程度通気性が有った方が良いようです。
昔、下地処理として3倍くらいに薄めたクリヤ・ラッカーを1回だけ塗ってみた事が
ありますが、フィルム収縮時に多くの気泡が発生し、それらの処理に苦労した思い
出があります。

尾翼のフィルム貼り

まず、手始めにラダーを貼ってみます。
EプレイリーL組立100.JPG
「オラライト」は「オラカバ」同様に扱いやすく、さらにフィルム自体が
薄い分、細かい部分の作業はやり易い印象を持ちました。

垂直尾翼完了。
EプレイリーL組立101.JPG
前縁部分は白のフィルムを貼るため、生地を残してあります。

水平尾翼完了です。大分「オラライト」に慣れてきました。
EプレイリーL組立102.JPG

エレベーター等の細く薄い部材は、部材の傷つき防止と、火傷防止のため、
手袋を着用して作業を行います。
EプレイリーL組立103.JPG
エッジ部分は少し力を加えて引っ張りながら貼っていきますが、バルサ自体が
柔らかく、凹み傷ができやすいため注意します。

2号機も尾翼完了です。
EプレイリーL組立104.JPG 

主翼のフィルム貼り 

エルロンから始めます。
EプレイリーL組立105.JPG
動翼は、表面、裏面を分けて2枚のフィルムで貼っています。

私の場合、主翼本体はエルロン・ヒンジ部、後縁中央部、翼端部を先に貼り、
その後、翼下面→翼上面の順で貼っていきます。

エルロン・ヒンジ部を貼ります。
EプレイリーL組立106.JPG
エルロン・ホーンの周りは先細の小型アイロンを使用しています。

後縁中央部下面を貼ります。
EプレイリーL組立107.JPG

後縁中央部上面を貼ります。
EプレイリーL組立108.JPG
細かなRのある部分は無理せず分割して貼っていきます。

後縁中央部上面完了。
EプレイリーL組立109.JPG

翼端部完了。 翼端の前半部は白フィルムを貼ります。
EプレイリーL組立110.JPG

今回はここまでになります。

フィルムを上手に貼るには、アイロンの温度管理に加えて、フィルム収縮前の
状態で皺や弛みが残らない様にフィルムを引っ張りながら貼っていく事が重要
ですが、もう一本手が欲しいと毎回思います。
いろいろと工夫はしていますが、右手にアイロンを持ち、左手で対象物を押える
と同時にフィルムを引っ張るのは結構大変で、思わず足が出そうになる?
のは私だけでしょうか。

次回に続く


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